ATOK2010 for Mac
定額制ATOK for Macの試用中ですが昨日、7月14日にパッケージ版より一足早く2009→2010へのアップデートが公開になったようでさっそくアップデートしてみました。お使いの方は[メニュー]→[ヘルプ]→[アップデート確認]で2010ver.に更新されます。
パッケージ版は16日発売。
ことえりとATOK2009の比較をするつもりで試し始めました。
変換効率にはずいぶん差があるだろう、と思っていたのですがことえり→ATOKと切り替えてみても「なんとなく快適になったかな」程度であまり違いを感じません。が、ATOK→ことえりと切り替えてみると一気に変な変換が増えるのがわかります。う〜ん。これは試用版を使うと戻りたくなくなるかも。
ATOKに切り替えてみても感動というほどのことは特にないので強くはプッシュしづらいですが、地味〜に足を引っ張らなくなっているのはテキスト入力量の多い人には魅力かと思います。
良いと思った点は、
- ◎ Windowsで使っていた広辞苑や明鏡などの辞書が使える
- ○ ことえりのキーバインドが使える
- ○ 単語登録の文字数制限が緩い
- ○ WindowsのATOKより設定画面が見やすい
- ○ 変換候補からの文字確定までことえりよりキー操作が一回少なくてすむ
- ○ 文字パレットから文字を探しやすい
このあたりでしょうか。ことえりのキー割付はCtrlキー併用のショートカットが好みです。こんなの。
注目文節長を伸ばす | ^W |
注目文節長を縮める | ^Q |
ひらがなに変換 | ^J |
カタカナに変換 | ^K |
英字変換 | ^L |
半角変換 | ^; |
半角英字変換 | ^: |
ATOK2009→2010では内部コードを刷新し高速化されたとのことですが、Mac入門機であるminiでもすでにプロセッサはC2D。処理能力がそうそう不足するはずもなくATOK2009、2010、ことえりの三者を比較しても特に目立って軽い/重いは感じませんでした。強いていうならばminiのHDDの遅さに足を引っ張られているようで広辞苑や明鏡のようなオプション辞書の小窓表示が重いです。
不満点もあります。
- × パレットの表示機能数が変えられない?
- ××× 縦書き入力時の類義語ウィンドウ(辞書小窓)表示が重すぎる
- ×× 再変換をさせたときに対象となる文字列が直前に確定した文字列にならない。
- ××× 文字パレットで「読み」から漢字を探すときにソフトキー操作になる
- ××× キーカスタマイズで「かな←→英数置換」を設定しても(後)変換しない(かなモードのま「ぬふあう」と入力してショートカットで「1234」にするのはできてもそこから「一二三四」に変換するためには(後)変換のある半角変換を指定しないといけない。かな入力者は数字キーをかなモードのまま入力して変換する人がけっこういるはず。Windows版ではできている)
縦書きで重いのはたぶんMac OSX側の問題だと思います。ことえりでも重いので。再変換はことえりでは直前の確定分を認識してくれたのでATOKの問題かな。
実用的には特に問題もなく、変換のストレスも若干ながら減らしてもくれるので試用期間が終わったらこのまま年間ライセンスに移行しようと思います。
Mac版一太郎が復活し、校正機能がMacでも使えるようになると嬉しいのだけれど。
そうそう。JISかな入力の人は右手小指あたりの記号を入力するときにUSキー配列になってしまって使いづらいと思いますが右図の設定で回避できます。
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