『青年のための読書クラブ 2』タカハシマコ
青年のための読書クラブ 2
タカハシマコ+桜庭一樹
Softbank Creative フレックスコミックス フレア
2010.9.11
600円
★★★★☆
桜庭一樹原作、タカハシマコ作画による『青年のための読書クラブ』第二巻。
やー。やっぱりこの原作+作画の組み合わせはいい。桜庭一樹も好きでタカハシマコも好きでという人間には一冊で二度おいしい。原作ファンが読んでも面白くて、タカハシマコファン的にも嬉しくて、コミックで気に入った人が原作を読んでも面白くて、と理想のコミカライズ。
二巻は「聖女マリアナ消失事件」と「一番星」の二エピソード。「聖女マリアナ消失事件」のボリュームが大きいので表紙のロックンロール少女二人の出てくる「一番星」の話は導入部のみ。原作ではこの「一番星」のエピソードはお気に入りランク上位だったこともあり見事におあずけ状態。三巻が待ち遠しくてたまらなくなったのでした。
一巻では扉も含めて2ページだった巻頭カラーが二巻では8ページ。一巻各話の扉でカラーで描かれながら白黒収録されたページが改めてカラー印刷で収録されています。
挟まれていたアンケート葉書には裏表紙の背景キャラを抜き出したワンポイントイラストが可愛らしくあしらわれていて、アンケートを出してしまうのがためらわれます。一巻のアンケート葉書にもシルエットキャラがワンポイントで刷り込まれてましたっけ。
連載はYahooコミックにて最新話のみ無料で配信されてます。この提供サイト、ブラウザ依存する上に漫画ビューワは使いにくいし、YahooコミックのトップからFlexComixフレアのページがなかなか見つからない混乱具合もどうにかならないものだろうか……。
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