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『つぼみ』vol.9

つぼみ VOL.9
芳文社まんがタイムKRコミックス GLシリーズ
2010.12.11
980円

★★★★☆

 338ページ。読み応えアリ。
 短く感想まとめ。


表紙 かんざきひろ

 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のイラストの人? 色のせいかな? 印象がかなり違いました。


扉絵 朔ユキ蔵

 バレエいいな。こういうイメージの漫画、読みたい。


星川銀座四丁目 玄鉄絢

 前回に引き続き今回も回顧編。湊先生、やっぱりダメな大人っぽい。よく親権ゲットできたなー。


ひみつのレシピ 森永みるく

 前回若槻には「乙女心養成ギプスとか必要」なんて感想を書きましたが、来たよ!来ましたよ!若槻の乙女心装備! やばいくらい若槻可愛くなった。ひょー。


Green  大朋めがね

 めぐって誰じゃーと思ったら白石さんでした。つぐみも登場シーンが眼鏡オフだったので「え? え? 新しい話?」と一瞬思ってしまった。もちょっと判別しやすい記号があるといいのに。前号まで『つぼみ』は全体に寸留め方針(一部例外アリ)な印象だったけど今号は肉体の関係まで踏み込んできたものが多くなった気がする。


花と星 鈴菌カリオ

 主人公の空回りテンションの高さが面白おかしい。こういう作風の作者なのかな?


Under かずといずみ

 同人作品からの収録だとか。同様に単行本も出るそうです。作者は「可愛い女の子を描くのが好き」な人なんだ、とあらためて感心したのでした。ヤマトのワープ中みたいな。……主人公には男性はどうみえるんでしょうか。


prism 東山翔

 予告で東山翔の名前が出たときに『Japanese Preteen Suite』(※成年漫画です)というのを買ってみたのですが、どぎついロリ物のポルノでぎょっとしたのと同時に「うまいっ」と思ったのでした。一般向け(百合は一般?)ではどうなるのだろうと楽しみだったもの。過激なシーンがないせいか絵柄のシンプルさで淡々というか、達観した感じの空気が出ていますがやっぱりうまい。#1とあるので連作かな。


むすんでひらいて イコール

 この著者も成年漫画からの参戦の模様。エロ出身の人は人体デッサン力すごいなー。


ロンリーウルフ・ロンリーシープ 水谷ふーか

 ガテンさんとフェミニンさんのシリーズ物第二話。視点はガテンさん中心ですが今回はフェミニンさんのお話でした。ふむー。そういう謎だったか。


無限遠点 関谷あさみ

 よしゅー君はお姉ちゃんの店の店長だったのか。おわわわ。なるほど。繋がった。というより私が気づいていなかっただけできっちりキャラ判別していた人は最初から一連の話だってわかってたんだろうな。迂闊だぞ、自分。


キャンディ 鈴木有布子

 うわー。一条いいキャラだな。ベストフレンドだな。親友だな。友情の押しつけお節介じゃなくて客観を保てる冷静な友人って素敵だな、と主役カプより気に入ってしまった。


タンデムLOVER カサハラテツロー

 ぉぉぉ。今回は派手な立ち会いシーンてんこもり。タンデマインの損耗率高そうな演習です。前々回のガリ勉二人組ですが今回は最初から熱血でトバします。


レンアイマンガ コダマナオコ

 不思議な漫画だな、と思ったのでした。前回から今回のあたりにかけては本来なら地味パートというか次にくる派手展開のために盛り上がらない話のはずなのに、惹き付けられます。ぱっと見はありがちな萌え漫画タッチなのに、なぜだろう。今号、出来の良い話が多かった中でこれがMVP。


エンドレスルーム 藤が丘ユミチ

 比較的男性向けというか濃い漫画ファン向けのラインナップの中でこの絵柄とキサラギさんのかっこよさは女性読者に訴求すると思う。ダンディ。少女は憂いを知って女になる、という言葉を思い出したのですがどこで読んだセリフだったかな。


ガールズライド 磯本つよし

 懐かし〜い。セイのCB93は乗ったことがないけどKR250は乗ったり競ったりしたことのあるマシン。作中のマシンはトップブリッジが交換されパイプハンドル化、排気系とステップも違い、吸気系もエアフィルター剥き出しでたぶんそれでサイドカウルに収まらなくなって外されている改仕様。フロントフォークもAVDSがなく換装されている模様。さすがにCB93でKRについていくのは厳しそう。セイ、頑張ってるなー。絵はバイクだらけですが百合面もライバルが登場。


しまいずむ 吉富昭仁

 こ、これはもはや妖怪漫画ではないだろうか。


 vol.9は初参加の東山翔とイコールも安定感があって全体的にハズレなし。半面、冒険も少なくなったように感じました。気づけば一話完結の読切りがかずといずみの一作のみで、初参加組もナンバリングされていましたし展開的にもシリーズ化されそう。どれも続きが楽しみなことには違いないのですが、創刊直後の手探りしつつの積極性も魅力に感じていたこともあり複雑な気分です。

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