『つぼみ』Vol.10
つぼみ VOL.10
芳文社まんがタイムKRコミックス GLシリーズ
2011.2.12
980円
★★★★☆
『つぼみ』もいつの間にかvol.10。簡単に感想いきます。
- 表紙 大槍葦人
白セーラー+ベレーいいなぁ。裏表紙は——パンツよりスリップがちらりしてるの希望。
- 扉絵 本庄雷太
面白い楽器を持った二人組が。ホルンのような弁にチェロのような胴、スピアのようなエンドピンと武器っぽいハンマーのようなヘッド。マクロスみたいな奏でて戦う系の設定?
- 星川銀座三丁目 玄鉄絢
過去編から現在にスイッチ。湊先生、よく先生やってるなー、ダメな大人だなー、乙女はそこがいいんだろうなー。乙女、ぱらぱら漫画うまい。
- ひみつのレシピ 森永みるく
前回から俄然乙女度を増してきた「ひみつのレシピ」。今回も若槻が見事に可愛くなっちゃってもう。「GIRL FRIENDS」の連載も終えて余裕が出てきたのか読み応えある24ページ。単行本はまだ先かな?
- 花と星 鈴菌カリオ
ぉゃ。最初の話のときは読切りかと思うくらいシンプルだったけどしっかりしたテーマがありそう。登場人物も増えて、しっかり卓球百合漫画になりそう。
- キャンディ 鈴木有布子
ぉぉぉ。こちらも何かストーリーが膨らむ予感。それにしても意表をつくキャラ、一条。名脇役?
- くらいもり、しろいみち 由多ちゆ
く、暗い。導入部がめちゃ暗い。絵柄が輪をかけて暗さを引き立ててる。こういう話を載せられるのは創刊の頃の『つぼみ』っぽくていいな。続き物のようだけれど、この展開なら引っ張らなくても読者は設定に気づく気がする。どう展開させるのか続きが楽しみ。
- エンドレスルーム 藤が丘ユミチ
このシリーズ、最初は絵の癖が強くて馴染みづらかったのだけれど、回を重ねるに連れていい感じに波長が合うようになってきた気がする。
- 最後の制服とくべつへん 袴田めら
まさかの「最後の制服」。新装版の広告と並んで始まってびっくり。わずか4Pだけど嬉しかった。
- あずきとくるみ たいしょう田中
ロリータ風味の姉キャラか〜。買い物した服、着て見せて欲しかった気もします。読んでいて気恥ずかしくなる展開でした。
- あなたのもの 縞野やえ
派手なリアクションに、くっきりはっきりの表情。ギャグ漫画っぽいテイストで明るい展開。これは楽しい。ちょっと意外な「転」がしかけてあるのもイイ。
- レンアイマンガ コダマナオコ
今回は26ページ。黒井先生、ネームで手間取り作画でピンチ! そしてぐらついていた編集・羽田も……。前回出てきた羽田の見合い相手再登場で「誰だっけ?」となるのは百合漫画の宿命。イベント的には緊迫回だったけれどたぶんきっと山場は次回。ちょー楽しみ。
- Green 大朋めがね
ぉぉぅ。今回の話の最後のシーンにぐっときた。
- センチ・28cm やとさきはる
- て、照れくさ/// そうだ。『つぼみ』はこういう友情から一歩踏み出すか出さないかのところから始めた雑誌だった。
- ガールはまったなし 縞野やえ
作者サイトによると同人誌からの収録だそうです。なるほど、と膝を打ったのでした。この作者のギャグ漫画風の演出や展開は本来こういう感じのドタバタ・はちゃめちゃのための表現なんだな、と。『つぼみ』でも遠慮なくドツキ漫才百合やればいいのに〜。ジャイアンテスフェチの方にお勧め。
- プライベートレッスン ナヲコ
今回はナンバリング#5.5で番外編。たまごとちょっとだけ絡んだ籠原さんの意外なエピソード。ナヲコの描く内向キャラ、好きです。
- しまいずむ 吉富昭仁
新キャラ、キタ。一コマ目を見た瞬間「R田中一郎?」と思ったけれど貞子キャラでした。貞子キャラよりも主役二人の方がナチュラルでヘンでした。
ここしばらく無難な感じにまとまってきている気もしたのですが、由多ちゆのようなチャレンジがあるのはイイな。
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