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『マリア様がみてる ステップ』今野緒雪

マリア様がみてる ステップ
今野緒雪
コバルト文庫
2010.12.28
500円

★★★☆☆

 遅ればせながらようやく読みました。昨年末に出ていたマリみての最新刊。

 正直なところ、読んでいて辛かった。特に前半。
 面白いのは確かなのですが、男性キャラが二人登場します。かなり重要なキャラで。ソフト百合として始まったマリみてもこうなるのか〜と不思議な感慨を覚えました。きっちりと未来を見据えた現実的なヒロインたち。今の若者像を反映しているような気もしますが、どうもすっきりとしません。なんというか、ピュアな乙女心にうまく落着させていて百合的にも「良い」回答を出しているとは思うのですが、都合が良過ぎるというか。あまり共感できませんでした。残念。

 今回は番外編。これまでのシリーズのキャラとは接点のなさそうな二人組・律と佳月。律が男性とおつきあいを始めた、と佳月に告げるところから話が始まります。

 ナンバリングもないのでこれからマリみてのシリーズに挑戦しようという人にはどれから読んでいいのかわからない気が。シリーズを追いかけている私にしても、タイトルだけ見ても「どこまで読んだっけ? どれが最新刊だっけ?」と戸惑うことに。

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