Wacom Bamboo Fun CTH-470/W1 購入
ペンタブレットを買いました。
新型が出たばかりのWacom Bamboo Fun CTH-470/W1です。2011/10/3の発売日にAmazonでポチって本日9日到着。SMALLサイズは思ったより大きな箱で届きました。
箱の中身はご覧の通り。本体、薄いです。平べったいです。そして細長い。
主流のワイドディスプレイに合わせたのだと思いますが、入力部分も細長くなります。う〜ん。うちのディスプレイ、4:3だな〜。
使ってみた感想、行きます。
Mac OSX+タッチ
iPod touchのようにスリスリしまくりかと思ったものの、そこまでは自在にはなりませんでした。Apple純正のMagic Trackpadと比較しても少々ぎこちない感じです。何が違う、というほど明確に差があるわけではないのですが、まず、思ったところにマウスカーソルを移動させるのに少しストレスを感じます。とはいえ、ポインティングデバイスをBambooだけにしてしまっても困らないレベル。ペンタブレット兼用の入力装置としてはよくできてます。webブラウズの“戻る”が、Bambooの表面を三本指で軽く払うだけで済むというのは快適です。ジェスチャで馴染めなさそうなのは“ドラッグ”くらいでマルチタッチへの対応度の高いOSX Lionとの相性はかなり良いです。
ひとつ、とてもやりたいのが仮想画面間の行き来。純正Trackpadならば四本指のスワイプが割り当てられているはず。もう一息なのに、惜しい。(※公式サイトのアナウンスによると次回ドライバアップデートでLionの操作に対応するらしい)
Windows XP+タッチ
なんでこんなにダメなんだろう……。
Mac miniのBootcamp環境で上のOSX Lionと同一ハードでの使用です。
Bambooのタッチ機能、Windows XPでは厳しいです。スクロールはガクガク。マウスカーソルの動きもガサガサ。OS自体、ドラッグや右クリックの要求頻度が高く、どちらもタッチ入力の苦手なところです。うまく操作できずにイライラします。OS自体でタッチを意識していないWinXP故……なのだと思います。
それでもゼスチャを駆使すれば使えなくはない状態ですが、WindowsXP環境でのタッチ使用はあまりお勧めしたくないです。マウスの方がずっと快適。
ペン入力:Painter
Bamboo FunにはPhotoshop ElementsとPainter Essentialsが付属します。まずはPainterで適当に色を塗ってみました。
……お、面白い。
入力の強弱でストロークの濃度がそれなりにコントロールできます。本物の筆や絵の具とはやはりちょっと違いますが、昔のぎこちなかったペンタブレットやペイントツールとは別世界。ただ、Painter EssentialsはLionでは特定の操作をすると強制終了してしまいます。な、何事?(corel公式サイトでLion対応アップデータが配布されていて解決しました)
ペン入力:Inkscape
次いで試してみたのがInkscapeというフリーソフト。ペン入力の登録設定が必要でしたがそれが済んでみると……。
うわ。トラックボールで操作していたときとは別のソフトのよう。なんだこれ。なんだこれ。楽しい。滑らかな線が引けます。レスポンスも素晴らしいです。2D素材を作るのがすごく楽になりそう。Funの売りであるPhotoshopやPainterもペンタブで使いやすさ大幅アップですが、Inkscapeは大化けです。タッチ機能や付属ソフトいらないよって人はWacom Bamboo Pen+Inkscapeとかコストパフォーマンス最高だと思います。
ペン入力:Metasequoia
3Dモデリングソフトのメタセコはどうかというと……。あれ? 期待したほどの効果はないかな? 投げ縄での範囲選択は劇的に楽になりましたが、モデルをぐるぐる回して眺めたりする操作はペン操作を想定していないようで変な反応をします。トラックボールの方がずっと楽。メタボール操作はペンタブの勝ち。一長一短、でしょうか。タッチ操作の出番はナシ。
ペン入力:コミPo!
ドラッグ操作中心で、ペン操作向きのシーンも多いため直感的なUIがより直感に近づきます。といってもInkscapeみたいに劇的に使いやすくなるわけではなく、スクロール操作も多いのでスクロールボタン付きのマウスの方が無難かも。こちらもタッチ操作の出番はナシ。
まとめ
購入一日目の印象をまとめてみましたが、全体的な印象は良いです。タッチ関連の機能はさらなる洗練を期待したいもののMac上であればマウスやトラックボールなしでも使えそう。ペン操作に関しては期待に十分応えてくれると思います。
注意が必要なのは大きさ。Sサイズでもキーボード周辺が狭苦しく感じました。Magic Trackpadと比較してしまうと十分に大きいです。
青いパイロットランプがタッチ/ペンを感知すると強く光るのは、可愛い。
2011年モデルのBamboo funはPhotoshop Elements9ですが2012年秋モデルはPhotoshop Elements10に変更され、さらに2013年秋でIntuosシリーズに併合されてフルモデルチェンジしました。従来のIntuosがProとなって単一ブランド内でのグレード分けとなった模様。大きさ自体も同じSサイズでも旧Bambooより新Intuos(Bamboo相当モデル)の方が一回り小さくなったようです。旧モデルは無駄?な余白部分がけっこうありました。Photoshop Elementsは11となりペイントツールはArtRageが付くようになったようです。
2011年モデル
2013年9月発売モデル
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