『白百合 Girls Love Paradise』
『白百合 Girls Love Paradise』
オークス
2011.12.9
★★★☆☆
『紅百合』に続く成年指定の百合アンソロジーコミックシリーズ第二弾。
★の数は今回も三つですが、前回の限りなく二つに近い三つと違って四つに近いです。好印象でした。
今回もほとんど消えてない薄消しの性器描写がありましたし、断面図もありました。汁ダクや噴水的な表現は成年漫画としてはお約束なのかもしれませんが、エロスよりも笑いを呼んでしまった気も。
今回のお気に入りは北尾タキとりーるーの二人。北尾タキは描写面ではとても大人しかったのですがエロスを感じました。りーるーはデフォルメ強めながら確かなデッサンで人体をぐりんぐりんの視点移動で見せるダイナミックな描写の筆力と感情表現の豊かなキャラが魅力。この二人がまた描くなら読みたいな。
前回の『紅百合』に比べて明確なレベルアップを感じます。今回、前回と同じような印象であったらもうこのシリーズは買うのをやめようと思っていましたが、これなら次も期待できるかも。次回『桃百合』は三月発売予定だそうです。
☆ ☆ ☆
今回の『白百合』は好印象ではありますが品質では『百合姫Wildrose』シリーズや『Girls Love』シリーズに分がありますし、ロクロイチの『女の子×女の子コレクション』シリーズも絵もお話もしっかりしていて読み応えがあると思います。今回と前回紹介の『×百合』シリーズは成年向け描写のある百合コミックをもっと色々読みたい、という人向けかな。
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