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『つぼみ』Vol.15

つぼみ vol.15
芳文社
2011.12.12
★★★★☆

 一週間遅れだけどvol.15の感想です。


表紙 玄鉄絢

 「星川銀座四丁目」との連動表紙、かと思ったら体格差があれ? 裏表紙見たら金髪の子のが頭ひとつ大きくて年齢差逆転設定の星川銀座? 解説求む〜。


扉絵 林家志弦

 玄鉄絢、林家志弦、袴田めら、吉富昭仁と今号お休みの森永みるくまで揃うと『百合姫』の同窓会のよう。林家志弦は『はやて×ブレード』『楽園 Le Paradis』でも絶好調。カラー扉絵から一ページめくったところのオチが素敵です。


星川銀座四丁目 玄鉄絢

 今回は番外編6ページ。風邪ひきの那珂川先生と乙女のショートエピソード。ほんとにもう先生はダメな大人です。乙女ちゃん甘やかし過ぎ。


WALK WIT ME 宇河弘樹

 前編よりもさらに重い設定が明らかになった後編。舞台は太平洋戦争直後のアメリカであったようです。最後のシーンで頭の中にローリングストーンズが流れた気がしました。マザー・ロード。


prism 東山翔

 作中は真夏です。いいなぁ、夏イベント。小さな波乱もあったけど、幸せな夏の記録。


少女サテライト はみ

 星座擬人化かな?という感じの超越者的少女たちによるミニストーリー16ページ。主に同人で活躍している作者さんの模様。


くらいもり、しろいみち 由多ちゆ

 明確な起伏のあるストーリーはなく詩のように綴られてきたお話も今回で最終回。これは評価が分かれそう。抜群に面白いという類じゃないけれどどこか心に引っかかる。しょうに共感できる要素を持った人のためのお話だと思います。


神さまばかり恋をする 一花はな

 ぐぐっても作者情報が見つからず。でも、絵、こなれてるなー。縁結びの神様だという少女と小さな仲違いをした少女二人のお話。プラス番外篇。


総合タワーリシチ あらた伊里

 ずっと高いテンションが維持されていて少年漫画みたいだ、などと思ううちに負けず嫌いの主人公と悠は微妙に良い感じに。


トラにツバサ モロやん

 組み敷いたシーン、虎嶋さんが恐怖を感じそうなシチュに思えてしまった。次回はカメラ話に進展しないかな、などと写真好き的に期待してみたり。


エデンの東戸塚 袴田めら

 三回目にもなって思うのですが、このタイトルはなんなんだー。二話掲載。前回なんで漫研だったんだろうと思ったのですが、そういう展開というか設定だったのか、でした。


むすんでひらいて イコール

 丸い、丸いよ!


恋結びリミット やとさきはる

 引っ込み思案の子と図書室のユーレイみたいな子と。予告編っぽい雰囲気でした。


わんらぶ 杉浦次郎

 間欠的に連載してきた「わんらぶ」も最終回。見事にわんこだったけどヒトのお話になった。いい感じにまとまったと思う!


しまいずむ 吉富昭仁

 今回もまさかの新キャラ。だんだんホラー漫画度もアップしてきているような。『つぼみ』での吉富昭仁は徹底して変化球で先が読めない〜。『百合姫』では思い切り正統派の百合していたのに。このギャップ。


 次号予告では表紙は鳴子ハナハル。以前のハナハル表紙はすごく評判よかったですね。次回も期待。一花ハナの名があるのは今回の神さま話の続きかな? そしてコダマナオコの名前が。わーい。二輪モノの「GIRLS RIDE」は予告にないけど次号掲載あるといいなぁ。
 そしてwebコミック開始のお知らせ。21日公開だそうです。何を載せるんだろう。

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