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wz形式構造化テキストのOPML変換

 構造化テキストというものがあります。

.項目名A
内容
..項目名B
内容
..項目名C
内容

 wz形式テキストと呼ばれたりしますがPalmのメモあたりが起源のような気もします。行頭に置かれた“.”(ドット)の数で階層の深さを表現する単なるテキストファイルで、対応しているソフトでは下のようにツリー構造で表示されます。例は小説を書く際のもの。

秀丸による構造化テキストのツリー表示

 Windowsではwz editorや秀丸エディタがこのタイプのテキストに対応していて、SL-Zaurusでもwznoteという名アプリがありました。簡素なアウトラインプロセッサで採用される形式です。
 ところがMacやiPad/iPhoneのアウトラインプロセッサ、アイデアプロセッサではこの種のテキストは使われずOPMLという形式のXMLが使われています。変換ツールも見当たらないようなので、作ってみました。秀丸マクロで。

2012.10.24追記:うまく変換できない階層テキストがあるようです

  • wz形式構造化テキストをOPMLに変換する秀丸マクロ wzopml.mac

wz→OPML変換結果 simple outliner 変換対象はiPad/iPhoneアプリのsimple outlinerの有料版。dropBox経由で読み込ませることができました。OPMLは採用アプリごとに互換性が怪しく他のアプリで使えるかどうかは不明です。
 変換したい構造化テキストを秀丸で表示し、上掲のマクロを動かして拡張子opml、文字コードutf-8で保存すれば良いはずです。制限としてはツリー階層に「飛び」がある構造化テキストは変換結果がおかしくなります。

.項目名A
内容
.......項目名B
内容
..項目名C
内容

 こういうのはうまく動きません。
 動作すればラッキー、くらいのおつもりでお試しください。複製・改変・再配布自由のCCです。

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