« 招き猫とNEX-5R | トップページ | 都庁展望室 »

SONY NEX-5R レビュー(4) 手持ちで夜景

手持ちで夜景

 NEX-5Rではシーンモードの中に“手持ち夜景”というものがあります。これは高めのISO&速いシャッター速度での撮影なのですが、連射で複数枚重ねて統計処理をすることでブレやノイズを軽減させようという機能。Canon機では「マルチショットノイズ低減」という名前で、天体写真では「コンポジット撮影」と呼ばれているものと近いようです。

NEX-5R:手持ち夜景テスト

 “手持ち夜景”を試してみたもの。ISO6400・F4.5・SS1/10secとかなり厳しい条件ですが手持つでフツーに撮れてます。中心あたりを元画像等倍で切り出してみると、

NEX-5R:手持ち夜景テスト・中心部等倍

ノイズらしいノイズもなくすっきりした画像。三脚の使えない場所でこの程度に撮れるなら文句なし。

 豪徳寺駅近くの居酒屋さん。看板が大変魅力的。これも“手持ち夜景”で撮影。シーンモードなので露出補正ができていませんがマイナス0.6EVくらいしたい感じ?

NEX-5R:手持ち夜景・居酒屋看板

 こちらは個人経営の電気屋さんのショウウィンドウ的なもの。ISO640程度だと“手持ち夜景”モードの必要性はあまりなかったかな?

NEX-5R:手持ち夜景・金魚水槽

 高校生の頃、写真部ではこんな感じの写真ばかり撮っていた気がします。当時はISO100のモノクロフィルムで三脚なしの夜景は考えにくかった記憶が。巨大掲示板にもアップしたもの。

NEX-5R:手持ち夜景・光と影

 歩くのに不自由しない程度の照明のある場所であれば一脚も三脚も不要になるんじゃないかと思えてしまう“手持ち夜景”。少なくともスナップ程度であれば事足りてしまいそう。一眼レフやミラーレス機に限らない、どころか今ではスマートフォンのカメラアプリでも同様の機能が実現されているみたいです。高感度撮影なんてノイズだらけ、データ処理で高画質なんておもちゃ、という時代が過ぎてしまっていたことに今更ながら気づかされました。

関連記事

|

« 招き猫とNEX-5R | トップページ | 都庁展望室 »