『DUNEROSE』大北紘子
DUNEROSE
大北紘子
同人誌の感想です。
『裸足のキメラ』『月と泥』『Vespa』など心にざっくり来る作風で百合漫画読者にお馴染みの大北紘子の同人誌です。
| 大きさ | B5 |
| ページ数 | 24 |
表紙は発色も鮮やかで非光沢シボ風の紙の質感とも合っていい感じ。題字は一部に虹色の箔押しが入ります。
収録は学園もの、「名もなき草の花の野に」と同じ教会が舞台の話、「鎖の斬手」の後日談の三つ。
大北紘子の作風をご存知の方であれば「百合」というジャンル分類で違和感はないと思います。
学園ものでは主人公のモノローグに「うんうん」と頷けます。教会はやはり苦界ではあるのですがその環境が人を作るのかあるいは呼ぶのか歪みに「うわわ」となります。真木さんのちょっぴりふわふわでありつつしっかりもしてそうなところとか藤堂先生の痺れる迫力にも再会できて嬉しかった……。音無の打倒すべき相手は強大なようです。
大北紘子分が足りないと感じる方にぜひ。
とらのあなの委託販売にて購入しましたが金曜夜に注文したものが日曜昼には届きました。同人誌の通販は初めてでしたが、割と手軽でした。
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