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Microsoft Universal Mobile Keyboard

Microsoft Universal Mobile Keyboard 購入

 Microsoft Universal Mobile Keyboardを買ってみました。

 このキーボードは

  • Bluetooth接続
  • 3種のマルチペアリング
  • ほぼVAIO Pサイズ
  • かな入力対応っぽい

といったあたりが特徴のようです。価格は六千円前後。ドスパラのWinタブレット、iPad、Androidスマフォといつの間にか三種が手元に揃った身には魅力です。特にApple製品への対応を謳っているあたりに惹かれたのでした。

VAIO type Pとの比較

VAIO type P と Universal Mobile Keyboard

 以前使っていてとても気に入っていたVAIO type Pと幅はほぼ同寸、奥行きは短めです。ドスパラの8inch WindowsタブレットとUniversal Keyboardとを組み合わせてみると非常に近いサイズ感。これはいい感じかもしれない……。

接続

 ところが問題があちこちに。

環境別認識状況
iPadキー配列の認識がUSに近く「ー」や「む」がキー刻印と違うキーでの入力になる。
Diginnous tabletWi-FiとBluetoothが排他でしか認識しない。電波干渉を起こしている模様。
FT142D XM日本語入力のON/OFFが変則的なキーであること以外は問題なし。

 

iOSにおけるJISかな入力時の反応
キー刻印入力
割当なし
割当なし
SHIFT+゜
SHIFT+け
SHIFT+む

上からiPad、Digginous+Universal Mobile Keyboard、Apple Wireless Keyboard 事前の下調べではiWnnを搭載したAndroid端末FT142Dはハードウェアキーボードを認識しない、とあってあまり期待していなかったのですが、手元のiOS、Win、Androidの三種ではもっとも簡単に問題なく繋がったのでした。
 一番期待していたDiginnous tabletはWi-FiとBluetoothの干渉という(おそらく)ハード構造の部分で問題が出ていてどうにもならないことが判明。テキストエディタや辞書ツールで馴染みのものが使え入力環境としてはもっともリッチなこともありWi-Fiをオフにして使うことにしたのでした。※2015/8/5追記 7月末のWindowsUpdateで配布されたWiFiドライバを適用することでWiFiとBluetoothの併用が出来るようになった。またWindows10でもWiFiとBluetoothの併用が可能なことを確認。
 iOSでは予想の通り……。かな入力とiOSの組合わせについてのネット上の情報がまちまちであったのであまり期待していませんでした。

 というわけで諸手を上げて賞賛というわけにはいきませんでしたが、打鍵感も筐体のかっちり感もモバイルキーボードとしては優れもの。特にWindows端末では本家Microsoft製品ということもあって端末側がWi-Fiと電波干渉を起こすなんてヘボいことが起きなければ使用感は良好であると思います。

打鍵感

 キーボード本体はモバイルキーボードとしてはしっかりしていて好感が持てます。蓋の開閉部分も安っぽくなく。その分、全体にやや重いですがこのあたりはトレードオフなのでしょう。もっとも「しっかりしている」といってもプラでできたモバイル用としては、です。
 キーのストロークは浅め。変な引っかかりやキートップのガタつき、傾きもなく気持ち良く打てます。配列はJISかな入力でも(WinやAndroidであれば)問題はない……のですが最上段の数字キー段のキーピッチが他のキーより詰まっているため高速打鍵するには多少の慣れが必要です。
 また、省電力機能との兼ね合いだと思いますが、入力操作が途切れて再開する際にややキー入力のレスポンスが鈍くなることがあります。Apple Wireless Keyboardでは感じられない種の遅延です。方向キーを押しっぱなしにするカーソル移動などは非常に高速にリピートします。

おまけ

 Universal Mobile Keyboardは蓋の部分がキーボード本体側ヒンジの先に磁石で接続されています。この蓋の部分だけ置き換えるタブレットが出れば面白い気がします。

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