一太郎2016でアウトライン
一太郎でアウトライン
一太郎にはずいぶん前からアウトライン機能が搭載されています。Microsoft Wordでもですが、ワープロソフトのアウトライン機能、使っているよ!という方が意外に少ない気もします。最近、一太郎を2016年版に更新してみたら操作性がずいぶん改善されていたこともあり、改めておすすめしてみます。
章や節にわけるビジネス文書や論文でも便利な機能ですが、小説創作でもとても役立ちます。
試してみよう
説明はナシ。まずは一太郎を起動します。
まっさらなところに「タイトル」「章」「本文」のつもりでだーっとベタ打ちで下図のようなサンプルを作ってみましょう。
書式とか設定要らないです。
ジャンプバレットとツールパレットを開いておきます。ツールパレットは「段落スタイル」を。
次に、タイトルのつもりの行にカーソルを置き、ツールパレットの段落スタイルから「文書タイトル」を選択。同様に章や節に「大見出し」「中見出し」を割り当てていきます。
すると左側のジャンプパレットに目次のようなものが表示されます。(表示されないときはジャンプパレットのタブを「目次」に切り替える)
ここまでやればもう使い方がわかったはず。文章に構造をセットする機能です。ジャンプパレットで自由にジャンプできますし、階層構造もデフォルトで七つ与えられるので文章の整理がしやすくなります。
印刷・体裁のことはこの段階でまだ考えない方がシンプルです。
でも試すなら、
見出しの種類毎にツールパレットの段落スタイル−スタイル変更で体裁が変えられます。この「スタイル」機能も便利なので、とにかく実地で色々試してみるのがおすすめ。
「きまるスタイル」がこの段落スタイルまで含めて隙なくデザインしてくれていると両面印刷の行のズレを気にしなくて良くなりそうなのですが……。
アウトライン
アウトラインとしての構造と、体裁設定としてのスタイルは実は一太郎では別の概念なのですが、分けて考えない方がシンプルです。また、見出しには(構造として)設定しても印刷表示しないこともできるので細かく分類しておいても文書がうるさくならないようにすることもできます。
ここまでアウトラインモードに触れませんでしたが、上でスタイルの設定とともに慣れてから試してみるといいかも。アウトラインモードの画面デザインや操作性があまり練られていないこともあって「アウトラインって何?」という状態で触ろうとするとよくわからないままやる気が削がれると思うのです……。
目次
アウトラインは目次の作成にもダイレクトに繋がる機能。各見出しを自動で拾って目次にページを打ってくれ便利です。ただ、この目次作成機能、操作も組版も微妙に垢抜けないのが惜しいかも。
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