トラックボールELECOM HUGE M-HT1DRBK購入
トラックボールが壊れた
WindowsPCで愛用していたトラックボールが壊れてしまいました。Logitech(現logicool)のMarble Mouse USB(現TRACKMAN MARBLE)という中指操作タイプです。同じと思われるものが今も売っているのですが、さすがに今の時代では動きの検出も粗く感じられてきたので最近のモデルから代替品を探すことにしました。
ELECOM HUGE M-HT1DRBK購入
店頭の見本にいくつか触れ、ELECOMのHUGEというモデルにしました。
WIRELESS版です。ボールの直径は52mmで比較的大玉の人差し指・中指で操るタイプ。Marble Mouseを買った頃のELECOMのトラックボールは見るからにちゃちなモデルばかりでしたが、今はKensingtonやlogicool製品の良いライバルのようです。
ELECOM HUGE M-HT1DRBKインプレッション
使い始めのレビューなど。
机の上でキーボードと並べてみた第一印象は「でかっ!」でした。A5版の雑誌に迫る大きさです。
ボタンは8個。そのうち3つはELECOM製のユーティリティを使わなければ機能が設定できません。センターボタン兼用のホイールは一定角度ごとに動きに段差があるタイプ。うーん。ボタン類はボールに対して手首側に寄り過ぎている気もするけれどこの辺は慣れかな。
52mmのボールは大きく動かすときはとても滑らかでするするーと回ります。ごくわずかに回転させようとすると重い……粘る感じ。これはMarble Mouseでも似た傾向でした。HUGEの場合はセンサーの感度を500/1000/1500カウントと三段階に切り替えられるので細かな作業をするときはそれを活用しろということなのでしょう。
エレコム マウスアシスタント
HUGEの細かな設定はELECOM製品専用ソフト・マウスアシスタントで行います。デフォルトでは機能の設定されていなかったボタンに「クリックロック」を設定しようとして選択肢になく、なんで?と思ったのですが、Windowsではme、XPの頃から「クリックボタンの長押し」で「クリックロック」にする設定があったようです。知らなかった……。
ホイールには勢いよく回すとスクロールし続ける「フライングスクロール」という機能を設定できるのですが、これ、発動させる操作度合いが掴みづらくてなかなか意図したように動きません。スマホの洗練された操作が身近になった今の時代には残念な感じ。
一週間ほど使ってみて
ボタンの配置や以前のMarble Mouseにはなかった機能にも慣れてきました。
- センサー感度の変更スイッチはけっこう実用的。3DCGモデリングツールでは "LOW" に日常的な用途では "MID" に切り替えて使っている。(でもそこはマウスカーソル移動の加速で手動切替なしで対応すべきとこのような気がする・応答関数にヒューリスティック曲線くらい使ってよ)
- パームレストの素材は感触が良い。
- 無線接続でも安定している。ネットではUSBに挿す無線親機の動作が不安定という話を見るが、うちではその症状は出ていない。
- マウスの中ボタンスクロールに相当するスクロールボタンは使い勝手良い。同ボタンに仕込まれたチルトスイッチはまったく使う機会委が無い。
- マウスアシスタントで設定したFn1、Fn2ボタンの音量調節が機能しないことが多い。設定内容時々おかしくなってる。
- ボールや支持爪の清掃がそれなりの頻度で(週に二回くらい?)したいのだけどボールの取り外しにけっこうな力が必要で煩わしい。50mm以上ある大玉のトラックボールで、モバイル向けだろうボールの外れ防止が必要だろうか。トラックボールはボールの露出割合が大きければ大きいほど良いので球の半分以上を隠す形になっているこの設計はデメリットしかないのでは。Marble Mouseでは外れ防止の爪三点以外の部分を大きく削る筐体デザインでボールの露出割合を増やしていたのが好ましかった。
- 「R」「Fn3」のボールの右側にあるボタンが筐体シルエットの外面にあって、周囲に置いたものに当たって押されやすい。特に「Fn3」。
- 多ボタンにこちらの頭がなかなか対応しない。「R」と「Fn3」、「L」と「◀」を混同しやすいのでボタン表面の触感に差がついていると使いやすいはず、とエンボスシールを貼ってみたけどあまり変わらない。
- 設置面とボール底面の距離がけっこうあって無駄に全高が高くなってしまっている。大きさが使いやすさにあまり貢献できていないと思う。
壊れました
2020年9月に購入記事を書いたこのトラックボール、2022年9月下旬に機能しなくなりました。
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