« VRChatの青空文庫システムで自作小説をworldに置こう! | トップページ | VRChatでworld製作 »

HaritoraX購入

HaritoraX

 五月半ばにVR用フルトラッキング機材・HaritoraXを予約購入しました。

 HaritoraXは慣性センサ(ジャイロ)を使うトラッキング機材で27,900円。PC用のVR機器です、HMD+ハンドコントローラーの三点トラッキングに加えて使用することで胴体・足の動きをVR世界に反映させることができるようになります。私の環境では

oculus quest

ゲーミングPC

HaritoraX

ということになります。

HaritoraX到着

_dsc0185
_dsc0187

 七月末に発売元から連絡があり私の予約したHaritoraXの発送は8/6になるとのこと。連絡通り8/6発送で8/7に到着しました。

HaritoraX稼働!

 デスクトップPC(HP Pavillion)のbluetooth環境がイマイチだったのか当初は通信が確立せず、bluetoothのUSBドングル+延長ケーブルを手配して動くようになったのは8/10のことでした。

Vrchat_2560x1440_20210810_222742803

 足が動いた!
 生身の足の位置と多少位置がズレていたりしますが、それは上半身でもあることであまり気になりません。内股もガニ股もできる。足も組めなくはない。何気なく嬉しかったのが腰のひねりや上半身の傾きが表現できること。自然なポーズが自然に取れる!

 PCの画面しか知らなかった状態からoculus questでVR世界を体験したときほどのインパクトはないですが、こんなに簡単に全身が動くようになったことに感慨を覚えます。使い始めたばかりの印象を列挙すると……

  • 大振りのアクションはHMDを付けたままだと怖くてできない(ダンスやアクション見せてる人すごい)
  • トラッキングが“飛ぶ”ことはなく、キャリブレーションも思ったほどずれない
  • トラッキングのレスポンスは両手と同じくらい
  • キャリブレーションにはコツがあるっぽい
  • VRの準備にかかる手間が増えた
  • バッテリーの持ちがかなり良い
  • 鴨居にロープを張って雑多なものをぶら下げてるような部屋でもトラッキングできる。viveのベースステーション&トラッカーで伝え聞くように遮蔽物や赤外線の反射に阻害されない。(布団被ってても問題なく機能する)

 使えるようになるまでに遭遇したトラブルは……

  • Winのbluetooth管理では認識するのにHaritoraConfiguratorで接続できない→BTドングル+延長ケーブル買って解決
  • HaritoraXの組み立て(マジックテープに本体を組み込む)で向きを間違えて最初変な動きになった
  • VRChatログイン(アバター変更)後、Tポーズから抜け出せない→両手コントローラーを腰に当てトリガー
  • OVR Advanced Settingのspacedragを使っても地面に潜れない→HaritoraConfiguratorで設定

という感じです。HMDセットの三点トラックだけで十二分にVR感は楽しめるのでさほど強くは推せないのですが、VR世界の写真被写体としての幅が大きく広がるのは間違いないです。AirLinkとの併用で(長時間ではないですが)完全無線フルトラも可能なのでダンスを楽しむVRChatユーザーにとっても魅力があるのではないでしょうか。

購入一ヶ月後

 慣れてきた頃の感想など。

  • キャリブレーションのズレは装着中のバンドのズレが大きい
  • フルトラ適性の高い/低いアバターがよくわからない(明確に適性の低いものはあるがベストなものが見つからない)
  • バッテリーの持ちは間違いなく良い
  • 装着に時間がかかる。フルメッシュのzozoスーツみたいなの欲しい。

|

« VRChatの青空文庫システムで自作小説をworldに置こう! | トップページ | VRChatでworld製作 »