VRChatのfriendとオフ会に伴う徒然
秋HUB的な
秋葉原には「秋HUB」と呼ばれる居酒屋的なものがあり(正しい名称は「HUB秋葉原店」らしい)VRChatユーザーのオフ会などで使われることも多く「秋HUB」が代名詞的なものになりつつあるようです。スマホの画面に自アバターの画像を表示して集めた記念写真が「秋HUB的な」なんて言われたり。
秋HUBしました
2022年4月25日、かなり遠くに住んでいるらしいVRChatのfriendがふと思い立ったとかで東京に来ました。えっ、VR東京駅の話題とかじゃないの、と思いましたが現実のようです。暇を持て余していたタイミングだったこともあり秋HUBみたいなことへの憧れもあって合流してみました。
撮影場所は新宿の居酒屋で秋HUBではないです。
左上の赤背景振袖マリオンが私のです。
中の人
オフ会の顔ぶれは全員(リアルでは)初対面でした。面白かったのはどなたも挨拶までは「知らない人」だったのてすが「あさやです」「××です」と互いに名乗った次の瞬間には「VRで知ってる声、知ってる仕草」にモードチェンジし一瞬でいつものVRChatでの距離感に変わったこと。VR上での人格にスイッチした感じでした。(ペルソナ的なイメージで)
VRの身振りと声の組み合わせというのは現実の対面コミュニケーションと情報量が近いみたいで、外見による第一印象の部分をアバターで代替してるだけ=ルッキズムの回避にちょっと役立ってるのでは?と思ったのでした。
とはいえVRでの知己はあくまでもVR友、VR向けのペルソナに従って見せてくれている面だとも思うので「VRで出会い」「VRから恋人を作ろう」みたいな推し方はしたくない気もします。出会い目的のコンパみたいなのが大嫌いなだけですが。
遠距離恋愛・家族の絆
ではオフラインとVRの組み合わせで良さそうなのは、と思いを巡らせてみると「遠距離恋愛」「遠地の(リアル)友人との交流」といったあたりが浮かびます。電話のような通話ツールの身振り付、という使い方。目新しくはないですが単身赴任などで家族が一人離れてしまう状況で、人間関係の維持にも効果的な気がします。Zoomでいいのでは、と思うかもしれませんが実写のZoomよりもアバター越しのVRの方が遙かに「本人」感、臨場感に満ちています。あとVRだと、同じゲームをして遊べる、というのが楽しいです。VRChatにあるのは市販の人気ゲームをシンプルにしたぱちもんみたいなゲームばかりですが、それだけに普遍的な楽しさのあるゲームが多いです。VRでの多人数ゲームってたぶんVRChat以外だと成立すらしていないのが現状ではないでしょうか。
まとめ
オフ会を通じてVRSNSは思った以上に「なかのひと」を表現していることを実感しました。VRで仲良くお喋りできる相手であればオフラインで対面しても同じように会話を楽しめるはず。でも、VRやオフ会で知己が見せてくれるのはVR世界でのペルソナのはず。VRでの距離感をオフラインでも同じように保つのが良さそうな気はしました。
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