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小説創作のためのpomera DM250レビュー 1.ファーストインプレッション

pomera DM250登場

pomera DM250 Amazon画像

 新型pomeraの久々の登場です。型番はDM250。横長・バッテリ駆動タイプです。愛用していたDM200のバッテリが疲労し容量が半分以下になって再購入すべきか迷っていたところでした。DM30まで5%であった消費税も10%に増税されたこともあり税込価格が六万円超へ。予約購入。公式通販の白モデルです。

DM250到着

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 公式通販で注文していたDM250白モデルが発売日の7月29日、到着しました。

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 白モデルは箱もACアダプタもケーブルも専用色。公式通販特典の白モデル向けソフトケースはDM200と250両対応のDMC5のベージュ色版のようです。

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新要素

 DM250の新しい機能を紹介していきます。

pomera Link

 スマホアプリとpomeraを連携させる機能です。
 ファイルをひとつずつスマホとやりとりするツールで、QRコード経由では持ち出しのみ、WiFi経由では双方向ですがpomeraへの持ち込みはちょっとわかりづらかったです。


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 上画像一枚目の右下書類アイコン→pomera Link内にあるファイル一覧→「+」で新規ファイルを開いてコピペでDM250に送りたいファイルを作り、転送……という手順です。
 内蔵メモリとのやりとり用でSDカード内は対象外のようです。dropboxやonedriveのような「フォルダごとクラウド同期」する機能ではありません。
 スマホやPCとUSBケーブルで繋いでpomeraの「PCリンク」を起動するとpomeraが外付けドライブとして機能するのでWiFiいらずのファイル転送ということであればそれでも良さそうです。
 私はDM200/30の時と同じようにUSB接続+rsyncコマンドによる同期を中心に、モバイルではQRコードの機能を使おうと思います。
 pomera本体の時刻もここで同期してくれるといいのに。

オートバックアップ

 地味ですし効果を体感する可能性は薄いですが万が一のための機能であるとないとでは大違い……なんですが、これ本体メモリに保存したもののみの機能なんですね。SDカード/本体メモリ双方で同じ動作をしても問題なさそうな。ファイルを編集ごとにすべてのバージョン保存していっても1GBあるバックアップ領域をテキストデータが使い切ることはないのでは。

筐体

 形はDM200と大差なく見えますが新設計だそうで、電源スイッチの位置や各種端子形状は変わっています。白モデルのツヤが抑えめの白はなかなか良い感じです。気に入りました。

キーボード

 こちらも新設計。打鍵音の静かさが売りのようですがDM200と並べて叩いてみても違いがわかりません。shiftやspaceのような横長キーの遊びがなくなってカチャカチャいわなくなったのは確かです。ストローク量、固さも(使い古した)DM200と体感的な違いはほとんどなさそう。気持ち感触が軽くなったかな。あ、打鍵時の筐体の剛性感はDM250の方が格段にしっかりしました。(複数回分解しているうちのDM200がヤワになっているだけかも)
 ネットニュースの記事によるとDM200で採用していたV字ギアリンクという機構ではなくなったようです。
 今のところ同じキーが重ねて入力されたり押したつもりが入力し損ねたりする率はDM200より高いかな?という印象ですが、確かDM200やDM30の購入直後もキー入力が若干不安定であったので機械的に馴染むまで少し時間が要るのかもしれません。
 2022年12月2日、ファームウェアをVer.1.1.0.0にアップデートしたところキー入力でのダブりや欠落は大幅に改善された気がします。

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編集機能

 ctrl+backspaceでATOKの確定アンドゥが可能になりました。
 

バッテリ関連

 18時間→24時間になりました。実用しての駆動可能時間は細切れ使用でよくわからないです。不足はまったく感じません。DM200の時点でも十分なバッテリ駆動時間がありました。DM200は四年目くらいでバッテリ容量が少なくなって持ち出しづらくなりました。今回のモデルは耐久性が上がってるといいな。
 充電中やバッテリ残量が少ない時に状態を知らせるLEDも付きました。
 新しいACアダプタとDM250の組み合わせだと充電が速いです。2時間で10→90%、残り10%はゆっくり充電されました。計3時間弱かな。90%までの充電はキーボード左半分が多少熱を帯びます。PCのUSB3.1端子からの充電だとずっとゆっくりモードみたいです。

文字数カウント/バッテリ残量数値表示

 常時表示する情報は少ない方が好きです。1%ずつ減っていくバッテリ残量、私には煩わしいです。文字数カウントは非表示設定も選べましたがけっきょく全画面表示で使うことにしました。ファイル名とATOKの入力モード表示は出しておきたかったのですが……。

ATOK

 実用的な文章の変換はATOKが出してくる候補のままでほぼOK、なのはDM200でも同じでした。流行語・新語は更新されているようです。補助辞書で使うジャンルのものとそうでないものを分けられるのは便利です。

ATOK校正支援

 この記事を書いている間にも誤用の指摘がありました。

正規表現検索

 なくても困らないけれど便利にも使えて邪魔にもならないこういう機能は大歓迎。
 全角と半角、大文字小文字も判別します。別記事に使用可能正規表現一覧を作りました。

シナリオモード
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 DM200以降搭載されたアウトライン用の書式と同じ「.」あるいは「#」が行頭にある行が上側見出し行に表示されます。

  • 一番目の階層がシーン
  • 二番目の階層がセリフ

ということのよう。
 データはあくまでテキストファイルそのものなのでこの見た目で印刷しようと思っても印刷機能のないpomeraではパソコンにデータを持っていって組版しなければなりません。(「.」「#」書式の共通するシナリオ用ソフトとかあるのかな。)

 そこでワープロソフトの一太郎でスタイル機能を使い楽に印刷できるようにしてみました。

  • 見出しを上寄りに、シーン記述やセリフはインデントで下寄りに
  • 区切り罫は別Sheetに横罫線を引き、背景透過で合わせる
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 こんな雛形と「.」のある行をスタイル見出しに割り当てるマクロを用意しておけばDM250で作成したシナリオを読み込ませて一発でそれらしく印刷することができるようになります。マクロは「アウトライン記号&青空文庫ルビの変換マクロ」を改造したもの。

白モデル付属品

 公式通販白モデルには専用のソフトケースと画面保護フィルムが付いてきます。
 ソフトケースはDM200発売時に登場したDMC5のベージュ色ver.のようです。本体にぴったりサイズ。前面と背面に芯が入っていて内側は起毛素材。フラップ部分にはクッションが入っているのですがここで厚みが出てしまってDM100用ネオプレーンケースにDM200/250を入れたときよりも厚くなります。
 DM250と同時発売されたアルミのハードシェルケースDMC7が頑丈そうで気になります。

 もうひとつのおまけである画面保護シートは頑丈そうな光沢シート。

小説を書くのが楽しいガジェット

 文章を書くデジタル環境ということならスマートフォンにbluetoothキーボードを付けてもいいし、ChromeBookでも、WindowsノートPCでもpomeraより安価なものはあります。pomeraを使っていても傍らにはスマホがあってtwitterは覗くので特別集中できるということもないし、pomeraを使ったからって小説が上手になったり楽々と書けるようになったりもしないです。
 私がpomeraの機能で決定打と感じたのはアウトライン。基本編集機能も不足はなく、国語辞典もお気に入りのタイトルが収録されていて、快適なキーボードが搭載された最小構成のパッケージは好きな場所で創作を楽しめる小説書きの友となりました。

 LinuxZaurus、タブレットPC+BTキーボード、ミニノートPCと様々なモバイル端末を使ってきましたし、ソフトもアウトライナーやマインドマップの類、Scrivener、etcと色々試してきました。試すことそのものが楽しい趣味でこれからも試行は続くのでしょう。
 私にとってのpomeraは現在進行形の創作環境探しです。

関連記事

 

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KINGJIMディスプレイライトDLT10購入

ディスプレイライト

 パソコン机の照明、難しいです。

  1. ディスプレイに光が映り込まない
  2. キーボード周辺に置いた資料を照らす
  3. 光源が視界内に入らない

 デスクライトの類は向いていません。視線より低い位置から照らせば画面に反射し、高い位置から照らせば光源が目に入ります。何かいいものはないかと探していて気になったのがBenQのScreenBar

でした。ただし12,000円近くして躊躇ってしまいます。類似品も多数ありますがBenQのものに比べると評判が悪そうです。そこにKingjimから同様の新製品が出ると知りました。価格も無難な範囲。買ってみました。

Kingjim DLT10購入

 pomera DM200やDM30を愛用していることもあってKingjim製品には馴染みがあります。

 通販で届いたKingjim DLT10を設置。一応クリップにはなっていますが基本ディスプレイ上に載っけるだけ。がっちりとは固定されないので照明角度を調節するときはクリップ部を保持しながらもう一方の手でライトバー部分を動かす感じです。各種操作はタッチセンサー。ライトバーの設置時高さは机面から45cmを想定している模様。うちの27inchのモニタを一番低く設置するとちょうどそのくらいになりました。iMac 27inchだともう少し高くなります。

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調光

 環境の明るさを測る照度センサーがついているのでAUTOで使えば良さそうですが手動で調光もできます。タッチの長押しで一度目は暗くなる方向に、二度目は明るくなる方向に変化するようです。輝度は無段階で変化します。輝度を落としてもちらつき等は生じないようです。優秀。明るさは印刷物を読むのにも、電子ペーパーを見るのにも十分です。

調色

 三種類の色温度を選べます。LED自体は電球色と昼白色のものが二種交互に並んでいて中間の白色は二種を同時発光させているようです。

照射範囲

 配置されているLEDの間隔は約15mmで30個×2色。鏡に反射させた光で机上を照らします。照射範囲は……明暗境界がくっきりという訳にはいかないようで画面も多少照らしてしまう模様。かといって手前側にライトを向けると光源が視野に入ります。はっきりと光が映り込んだりはしません。添付画像のように資料を置くと、その照り返しがはっきりと映り込むのに対しライトバーの光そのものは映り込んでないのがわかると思います。

まとめ

 買いか否かという質問には「よくわからない」という答えになります。同種の競合製品を使ったことがないので。 机上に置くデスクライト比でいうならば「紙の資料類がちゃんと照明されて画面への明確な映り込みもない」ということでDLT10の勝ち。気に入りました。

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トラックボールELECOM HUGE M-HT1DRBK購入

トラックボールが壊れた

 WindowsPCで愛用していたトラックボールが壊れてしまいました。Logitech(現logicool)のMarble Mouse USB(現TRACKMAN MARBLE)という中指操作タイプです。同じと思われるものが今も売っているのですが、さすがに今の時代では動きの検出も粗く感じられてきたので最近のモデルから代替品を探すことにしました。

ELECOM HUGE M-HT1DRBK購入

 店頭の見本にいくつか触れ、ELECOMのHUGEというモデルにしました。
 WIRELESS版です。ボールの直径は52mmで比較的大玉の人差し指・中指で操るタイプ。Marble Mouseを買った頃のELECOMのトラックボールは見るからにちゃちなモデルばかりでしたが、今はKensingtonやlogicool製品の良いライバルのようです。

ELECOM HUGE M-HT1DRBKインプレッション

ELECOM HUGE M-HT1DRBK  使い始めのレビューなど。
 机の上でキーボードと並べてみた第一印象は「でかっ!」でした。A5版の雑誌に迫る大きさです。
 ボタンは8個。そのうち3つはELECOM製のユーティリティを使わなければ機能が設定できません。センターボタン兼用のホイールは一定角度ごとに動きに段差があるタイプ。うーん。ボタン類はボールに対して手首側に寄り過ぎている気もするけれどこの辺は慣れかな。
 52mmのボールは大きく動かすときはとても滑らかでするするーと回ります。ごくわずかに回転させようとすると重い……粘る感じ。これはMarble Mouseでも似た傾向でした。HUGEの場合はセンサーの感度を500/1000/1500カウントと三段階に切り替えられるので細かな作業をするときはそれを活用しろということなのでしょう。

エレコム マウスアシスタント

 HUGEの細かな設定はELECOM製品専用ソフト・マウスアシスタントで行います。デフォルトでは機能の設定されていなかったボタンに「クリックロック」を設定しようとして選択肢になく、なんで?と思ったのですが、Windowsではme、XPの頃から「クリックボタンの長押し」で「クリックロック」にする設定があったようです。知らなかった……。
 ホイールには勢いよく回すとスクロールし続ける「フライングスクロール」という機能を設定できるのですが、これ、発動させる操作度合いが掴みづらくてなかなか意図したように動きません。スマホの洗練された操作が身近になった今の時代には残念な感じ。

一週間ほど使ってみて

 ボタンの配置や以前のMarble Mouseにはなかった機能にも慣れてきました。

  • センサー感度の変更スイッチはけっこう実用的。3DCGモデリングツールでは "LOW" に日常的な用途では "MID" に切り替えて使っている。(でもそこはマウスカーソル移動の加速で手動切替なしで対応すべきとこのような気がする・応答関数にヒューリスティック曲線くらい使ってよ)
  • パームレストの素材は感触が良い。
  • 無線接続でも安定している。ネットではUSBに挿す無線親機の動作が不安定という話を見るが、うちではその症状は出ていない。
  • マウスの中ボタンスクロールに相当するスクロールボタンは使い勝手良い。同ボタンに仕込まれたチルトスイッチはまったく使う機会委が無い。
  • マウスアシスタントで設定したFn1、Fn2ボタンの音量調節が機能しないことが多い。設定内容時々おかしくなってる。
  • ボールや支持爪の清掃がそれなりの頻度で(週に二回くらい?)したいのだけどボールの取り外しにけっこうな力が必要で煩わしい。50mm以上ある大玉のトラックボールで、モバイル向けだろうボールの外れ防止が必要だろうか。トラックボールはボールの露出割合が大きければ大きいほど良いので球の半分以上を隠す形になっているこの設計はデメリットしかないのでは。Marble Mouseでは外れ防止の爪三点以外の部分を大きく削る筐体デザインでボールの露出割合を増やしていたのが好ましかった。
  • 「R」「Fn3」のボールの右側にあるボタンが筐体シルエットの外面にあって、周囲に置いたものに当たって押されやすい。特に「Fn3」。
  • 多ボタンにこちらの頭がなかなか対応しない。「R」と「Fn3」、「L」と「◀」を混同しやすいのでボタン表面の触感に差がついていると使いやすいはず、とエンボスシールを貼ってみたけどあまり変わらない。
  • 設置面とボール底面の距離がけっこうあって無駄に全高が高くなってしまっている。大きさが使いやすさにあまり貢献できていないと思う。

壊れました

 2020年9月に購入記事を書いたこのトラックボール、2022年9月下旬に機能しなくなりました。

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ゲーミングPCを買いました

外出しづらくなった2020年3月以降

 コロナ禍で外出しての娯楽が消え去り、VR大活躍。
 oculus questはとてもよくできたHMD。beatsaberは最高だしvrchatも遊べます。youtubeの3D動画も楽しい。
 とはいえスマホ用の半導体を転用したquestの性能そのものはあまり高いものではなく、家庭用ゲームのようにぎりぎりまでチューンされているわけではないユーザ作成データを使うvrchatのようなアプリは制限も厳しくなります。
「話題のあのworldも行けない」
「面白そうなイベントがquest対応してない」
 そんなことに遭遇することが気になってきました。
 vrchat用のquest対応アバターを作っていてもあちこちで壁にぶつかります。そして思うのです。

「ゲーミングPCが欲しい!」

買いました

ゲーミングPC Pavilionが来た  というわけでゲーミングPCが手元に来ました。
 開梱した状態が右写真。

HP Pavilion Gaming TG01-0722jp 価格.com限定パフォーマンスプラスモデル
CPU:Core i7-9700
Video:RTX2060Super
Strage:512GB SSD+2TB HDD
Memory:16GB
価格:133100円(税込・送料込み)

 ネットの評判を見るとHPのような大手のBTOパソコン通販は「在庫あり」のものを注文しないと長く待たされがちだとか。どうしたものかと悩んでいたところに購入候補にしていたモデルが前に見た時より16000円ほど値下げされ、注文画面を覗いてみると「在庫あり」表示。即座にポチ。

6/14注文
6/15受注
6/15納期確定
6/17発送
6/19到着

 「在庫あり」は五営業日で納品、という売り文句通り五日ぴったりで届きました。
 ケーブル類もAmazonで手配し、PC本体と同日に到着。

Displayportケーブル 1m
LANケーブル cat6 10m

 oculus Linkは先日のアップデートでquest付属のUSB2ケーブルでも動作するようになったとか。USB3の広帯域を活用するようなモードも予定されているらしく、そちらは様子を見て後日あらためて手配することにします。
 ついでにマイクなども購入。VRChatのデスクトップモード用です。

oculus linkでVRChat

oculus link+quest Vrchat:こんな幻想的なワールドの美しさはデータ量の多いPC環境ならでは 早速設置してVrchatでoculus linkを試してみました。PCで描き出したリアルタイム3D映像をUSBケーブルでquestに送り出して体験する形です。

 ほー。きれいじゃーん。

 そんな感じです。描画がすっきりくっきり。questでの3D描画では視野の中心部分は解像度が高いのですが端に近づくにつれ解像度を落としていてぼんやりします。それが全般にシャープに。PCではダイナミックボーンと呼ばれる技術で髪や服を揺らしているそうですが、確かに髪や服が動いてる! シェーダーも自由に選べてVRChatで人気のあるアニメ調のキャラに輪郭線が入りしゃきっとします。ワールド(ユーザーが自作した空間モデル)もデータ量が桁違いで(手の込んだところは)ゴージャスに。何より、quest対応していないPC専用のワールドに行けるようになったのが嬉しい。
 あと、通信が安定します。questのWiFiは処理が重くなってくると滞って接続が切れたりすることもあるのですが、それがなくなりました。questでは音声ノイズが頻繁になる夜10〜12時・25人ほどの人がいるワールドでも「気持ち音が途切れる?」くらいで済みます。
 oculus link中には簡単にVRChatからバーチャルデスクトップ(Windowsの画面)に切り替えができることができるようになり、VRChat内と外とが少しだけ結びつけやすくなりました。

デスクトップモードでVRChat

 ついで、ということでHMD(quest)を使わないパソコン画面だけでVRChatを試してみました。

 あ、あれ? こぢんまりとしたセカンドライフみたい……。

 セカンドライフが話題になっていたゼロ年代前半はHMDはあまり一般的ではなかった気がします。私がVRChatの体験だと感じていた部分の多くはHMDによるものだった模様。キーボードで操作するVRChatは昔のFPSゲームみたいで「コレハチガウ」となりました。いや、おしゃべりだけならデスクトップでも楽しさは変わらないと思うのですが、VRChat内での一般的な話題ってアバターやワールド、VRChat内での出来事が主でHMDでの体験がベースになっている気がします。
 ただVRChat内外を繋ぐようなことをしたいときにはHMDは邪魔になってしまうこともあり「デスクトップでVRChat」は便利です。

とても優秀なoculus quest

 ゲーミングPCで表示の美しくなったVR世界。高負荷時にノイズに悩まされたり接続が切れることも減りました。でも、パソコン不要で5万円でスタートでき、VR体験としての面白さはPC+HMDに劣らないoculus questはとても素敵なおもちゃだと思うのです。初代PlayStationからPS2、3とCGがきれいになっても3Dゲームとしての面白さは変わらなかったように、体験としてのVRはquestでも十分に楽しめるものです。beatsaber(VR音ゲー)のように体を動かして楽しむゲームなどはquestのケーブルいらずなところがVR体験を一層楽しくしてくれます。beatsaberはquestとPC版でCGの差は感じられなかったりします。
 ただし。VRChatのようなSNSでは新参・固定プラットホームのquestは圧倒的に少数派です。VRChatで訪れることができる場所のほとんどがquest対応していません。遭遇する人のアバターもPC専用のものが多いです。oculusストアのquest用ゲームもPC版に比べると限られてしまいます。

日常用途

 デスクトップ機を使うのは久しぶりです。
 電源周りが昔の自作機とは大きく変わってノートPCと同じようにスリープでの起動/停止ができるようになりました。完全電源オフからの起動も速いです。スリープが必要ないくらい。快適。

 日常的に利用するソフトでは一太郎での「校正」やPDF出力、マクロの動作が速くなりました。DDR3世代のcore i3ノートPCではずいぶん待たされると感じた「書式」変更後の待ち時間も大幅に減りました。文章を入力していくような作業は以前とあまり快適さは変わりません。元々そんなに重くなかった作業ですし。
 使用部品の数が増えると重くなっていた花子もかなり快適に。少し惜しいのは一太郎文書中に花子図形を表示させるとデータ量的な制限がかかってしまうのか表示されない部品が一部出てくるあたり。一太郎自身も刷新の頃合いなのかも。

 期待していたのはBlenderでのcudaレンダリング。まったく同じデータ・設定でレンダリングをさせてみると手元のiMac27/2017モデルのcore i5 3.4GHzの約4〜5倍の演算速度でした。実用性は増したけれど期待ほどではない……かな?

 接続したモニタは27inchのWQHD。併用しているiMacが27inchの5Kで見劣りするのが気になってきました。

蛇足・購入前の“つもり”

 購入に当たって調べ物をしたつもりでいました。

  • とりあえずVRChatの稼働環境を想定
  • HMDによるVRをしたい
  • oculus questをつなぐPC Linkを動かす
  • VRChatにはVRAM容量が大きい方が良いらしい
  • Radeonは同じくらいの値段・性能でもGeForceよりTDP大きめっぽい
  • 自作機SHOPで部品で揃えるとBTOの完成品より少し高くなる
  • Dellやhpの大手BTOショップは同スペックだとネット最安値だけど納品遅いらしい

等々。でも、手元にスペックを比較できる別のパソコンがあるわけでもなく、予算と相談で想定したスペック(core i7 9700かRyzen 7 3700X、GeForceRTX2060SUPER、メモリ16GB以上)に意味があったのかわかりません。VRChatはおおむね不満なく動いてますが、それでも20人以上が集まるworldにjoinするとしばらくはアバターの読み込みが続き、まともに身動きするのがためらわれるラグを生じます。これはPCのスペックとは関係ないのかな? RealtekのLANコントローラあたりが怪しく思えるのですが。

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VRはじめました

OCULUS QUESTを買いました

 疫病対策で外出自粛要請が出されて出かけづらくなり、VRはじめました。パソコンで使うVRは高性能PCとVR眼鏡の双方が必要ということで、手軽そうなoculus questを買ってみました。PCなしのスタンドアロンで動くVR眼鏡(HMD)です。

oculus quest購入

 発売されたばかりというわけではないのに日本での販売が公式通販とAmazonのみ、2020年4月の段階でも入荷半日で完売、みたいな状態でした。

 oculus questはほぼスタンドアロンのヘッドマウントVRディスプレイ。厚みのある水中眼鏡みたいな感じです。基本的にゲーム機ですが、YoutubeにはVR用の動画がけっこうあるので動画目当てで購入するのもアリかも。最初の導入手順と導入用のチュートリアルが一体化していて、ゲーム的な要素の強いチュートリアルに「これは面白い!」となったのでした。

  • スペック表を見ると高精細な気がするけど体験するとまだまだ粗い表示品質。
  • PCなしの単体で遊べるのが魅力。
  • ヘッドマウントディスプレイとしては軽いはずだけどそれでも重い。
  • 顔に触れる部分の造形が平たい顔族の東洋人だと鼻のあたりに大きな隙間ができる。明るい部屋だと光が入ってきて気になる。
  • 眼前のレンズがフレネルレンズで輝度差の激しいシーンだとレンズの縞が見えることがある。
  • ヘッドトラッキングは精度高くて快適!
  • ケーブルレスは正義!
  • vtuber万歳!
  • 文字は読みづらい
  • IT機器や合成繊維らしい化学薬品の臭いがきつい

 購入初日の印象はこんな感じです。

なぜVR眼鏡?

 きっかけは2020年5月の文学フリマ東京がコロナ禍で中止になったことでした。

「三密を避けるイベントなら仮想空間しかない!」

ということで文フリVRをすればいいじゃない?と思い立ちできるものかどうか知りたくなってVRに触れようと購入。まあ、コロナ禍で出かけられる先がなくなってしまったので遊び道具が欲しかっただけではあります。

チュートリアルからして痺れた

 oculus questは最初に装着して初期設定を済ますとチュートリアルが始まるのですが、その段階で濃いVR体験ができてしまいます。同時にoculus questがワイヤレスであることを生かし、現実空間で体を動かして遊ぶようなゲームでは、狭い日本の住宅は遊ぶのにはちょっと厳しいことも想像できました。推奨プレイエリアは2m×2m。そのプレイエリアを確保する際に外を見るカメラ越しに仮想世界と体を動かせる範囲を一致させてるようになっています。これは一種の拡張現実、複合現実てせすね。
 (PCもゲーム機本体も必要なく)単体で楽しめるVR機材が五万円程度で手に入るのは驚きです。スマホを利用する簡易ヘッドマウントキットより像が鮮明でヘッドトラッキングもスムーズです。
 あ、そうだ。oculus questは導入にスマホ必須です。AndroidかiOSの動く端末とネット回線が要ります。

VR動画が楽しい

 oculus questで一番最初に試してみたのはYotubeVRアプリ。Youtubeには実写の360度映像もたくさんありますが、特に楽しかったのがアニメ・漫画風の3Dキャラ・vtuberが歌って踊るような「VR180」「3D」といったタグのついた動画でした。キズナアイ、HIMEHINAといった有名どころは(動画は2Dですが)クオリティも高くてプロの仕事感てんこ盛り。有名vtuberの中には3Dモデルを配布しているところもあったりで、有志が3D動画にして楽しんでいたりもします。キャラがすぐ目の前まで近づいてきて踊るのはいかにも3D動画ならではですし、立体感の豊かな背景の美しさをメインに見せてくれるセンスの良いものもありました。
 スポーツ類(スキーやスケボ、モータースポーツ等)もかなり楽しいです。オートバイが好きなこともあり車載カメラの360度映像などはめっちゃ楽しい! サーキットの回り込んだコーナーで大きく首を曲げて出口を見ながら旋回していくあの感じが、臨場感たっぷりに楽しめます。
 ただ、360度動画はデータ量が足りていないせいかややぼんやりしているものも多く、まだまだな感じです。
 3D酔いをもたらすものもありました。

VRChat

VRChat自作アバター
自作アバターver.2

 購入動機となった「Virtual文フリ」は実際できるものだろうかと、VRChatを覗いてきました。
 うーん。無理そう。
 VRChatは視界の中にさほど多くの人を登場させないように作られたシステムのようで、千人規模の人が広い会場をうろうろしている即売会イベント向きではないようです。oculus quest自体も演算装置はスマホそのものでそうした用途には向かない気がします。Virtual会場イベント向きのサービスってないのかな?
 あと、HMDは表示品質がまだまだパソコンの(例えばiMacのRetina)ディスプレイにはとても追いつかず、昔のSD画質のテレビと地上波デジタル放送の中間くらいの解像感です。常に動画を見ているような感じで、文字を読むにはまったく適さずこの点でも「ああ、これは文フリVRは無理だ……」となりました。

 VRChatではチャットに参加するより先にアバターの自作を始めていました。自作アバターができてアップロードする段になり、ある程度(大雑把な操作を覚える程度の時間)経験値を稼がなくてはいけないことが判明して急いでUserRank:Visitor→NewUserにし、自作キャラが使えるようになりました。
 Twitterの箱ドットアイコンをVoxelというタイプの立体にしてみたのが画像なのですが、動くととても気持ち悪いキャラになりました。悲しい。
 アバターの自作では環境や手順を整えるのに少し苦労しました。

 VRChatのIDも「藤あさや TouAsaya」です。見かけたら遊んでやってください。

DLNA動画再生

 うちにはnasneがあります。テレビ録画のできるDLNA動画配信サーバー。nasneに録画した動画を見たいなーと思ったのですが、難しい模様。nasneのストレージ部分に(テレビ録画ではない)動画を置けばoculus questにも配信してくれるのですが。DLNAではなくSMBの共有フォルダにある動画を再生してくれるアプリもありました。

AR/MR

 oculus questでは拡張現実/複合現実を〜みたいな説明とともに紹介される「パススルー」機能。チュートリアルの紹介でも触れましたが、これはquestの外部に装備されたカメラで周囲の様子を写すものですが画像がかなり荒くて「あ、ちょっとパソコンの画面を見たいな」は無理でした。「近くにいるはずの猫の様子を知りたい」はぎりぎり可能、程度。置いてあるスマホを手に取ることはできますが画面の内容までは見えないので着信に応じるのは難しいです。

ゲームもやってみたい

 oculus questは本来はゲーム機、ということでゲームも遊んでみたいのですが洋ゲーはアピールの仕方がが和製ゲームとは違うみたいで選択の決め手になるものがわからずにいます。VRゲームのニュースサイトでもしばらく眺めてみようかな。

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iPhone11購入

iPhone SEが壊れた

 長らく愛用していたiPhoneSEを壊してしまいました。液晶を割り、Amazonで売られていた交換パーツで修理して使っていたのですがバッテリーの交換も、と欲を出したのが失敗でした。液晶の交換よりずっと簡単なはずの作業で失敗して起動しなくなってしまいました。
 しばらく古いAndroid端末を使っていたのですが使い勝手が悪く、イベントで新型iPhoneが公開されるという噂に買い替えの検討を始めました。

iPhone 11購入

 iPhoneSEの後継機が欲しかったのですが後継機種が出る気配もなく……というわけでiPhone11の128GB・白を予約開始日にポチ。使っているパソコンがMacなこともあってやはりiPhoneの方が使いやすかったりします。

iPhone11本体

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雑感

 大きい。
 重い。

 スマホでゲームをやらない私にはこの大きな画面はあまりメリットがないようです。テキストの電子書籍は読みやすくなりました。文庫本を縦二つ折りにしたくらいの感じです。でもやっぱりiPhoneSEの新型が出たらそちらを買いなおすと思います。

faceID

 別にホームボタンを押すtouchIDでも良かったんじゃ、くらいで使い勝手はさほど良くなってないです。

カメラ

 iPhoneSE比だとすんっごく良くなってます。一眼レフのような本格的なカメラに表現力が迫ってきていてこればかりは新しくして良かった点。超広角、ナイトモード、ポートレート。写真を楽しめる要素が増えました。ミラーレス一眼を持ち歩く頻度も減りそうです。少なくともスナップ撮影ならもうスマホでいいやと思えます。コンパクトカメラの出番は完全になくなりました。

ApplePay

 期待していた機能ではあるのですが今のところSUICAをiPhoneに統合できました、くらいしか便利な要素がないです。利用しているクレジットカードがVISA系なこともあって制約が多そう。iPhoneSEにはなくて割と楽しみにしていた機能だったのだけれどちょっと残念。ネット上のマイクロペイメントや非現金の対面個人売買(同人誌販売とか)には向いてそうな気がしたのですが。

ヘッドホン端子

 iPhone11が手元に来てみて思い出したのですが最近のiPhoneにはヘッドホン端子がありません。Bluetoothイヤホンは試聴してみた範囲だと音の細い機種ばかりで好みのものが見つけられません。付属のEarPodももっさりした音で好みではなく。というわけでThunderbolt <-> ヘッドホン端子の変換アダプタを買ってみました。
 ……Thunderbolt端子の接続が安定しないようで時々音が出なくなります。iPod touchやiPhoneSEのヘッドホン端子の方が音質まともな気がします。この大きさでDAC入り変換端子ならそんなものかな。

手帳型ケース

 ケースも購入。本体の公式発売日前なのにケースの方は選択肢も豊富でした。
 これは割と良かったです。ポリウレタンの外装も嫌味なく皮っぽくてiPhoneをホールドする部分もゴム系の素材らしく柔軟性があって割れそうにありません。

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STAX SR-003mk2

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 そろそろ暑くなりそう、と使用感が少々暑苦しい静電容量型ヘッドホンSTAX SRS-3170Aイヤースピーカー部SR-307を装着感の軽いSR-003mk2に入れ替えてみました。以前から使っていたSR-001mk2(ポータブル型)で装着感が気に入っていたので同じ形の据え置き用を買ってみよう!と。一聴し。
「あ、これ、いい!」
 音の傾向も好みです。装着感もSR-001mk2のまま。
 SR-307はコントラストの強いくっきりはっきり、無音部分がとても無音に聞こえてポップスの多くには合うのですが、一方でピアノやヴァイオリンの残響がすっと消えて聞こえることもあってやや寂しく思う面もありました。ピアノでストップを開放してぎょわーんと音を響かせた時に、SR-001mk2で気に入っていた感じがなかったのです。一方でSR-001mk2は明らかに音がぼんやりしていて「ポータブル用のアンプだとさすがに辛かったかな」という印象でした。
 それがSRS-3170AのアンプSRM-323SとSR-001mk2とほぼ同じイヤースピーカー部・SR-003mk2と組み合わせてみると音の柔らかさ・コントラストが低めであるのはそのままに細かな音がすっきり拾えてくるようになりました。SR-307での「こんな細かな音まで拾えてくる……」みたいなびっくりする感じは薄くはなりましたが。

  • ケーブルはSR-001mk2と同じ細めのままジャック部分が据え置き機用になった感じ
  • 耳に触れる部分はカナル型イヤホンのイヤーピースそのもので、イヤーピースはSR-001mk2までの長円型から円型になっていた。取り付け部のイヤースピーカー本体側は長円型のまま。
  • SR-001mk2の購入時は最初はほんとうにぼけぼけの音がしていて次第に音が澄んでいったけれど今回は最初からすっきり澄んだ音がする。

 というわけで暑い時期はこの軽くて蒸れないSR-003mk2でお気に入りの音楽を聴こう、と楽しみになりました。

20190521_02

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DENON DA-310USB購入

DAC購入

 2017年秋にiMacを新しくした際、それまで使っていたM-AudioのAudiophileというDTM用オーディオインターフェースがMacOSの更新に追従できなくなってPCで音楽を聴く環境がなくなっていました。というわけでDACの更新をすることにしました。条件は、

  • STAX SRS-3170と接続して使う
  • PCと接続できるDAC
  • ハイレゾ(96kHz/24bit以上)に対応していること
  • DSDも聴きたい
  • LINEOUTの出力にアンプを通さないこと
  • Macの標準USBオーディオドライバで認識すること
  • あんまりお高くない無難な値段と品質

といったあたり。単体のDACというのは今はあまり流行らないようで商品カテゴリ的にはヘッドホンアンプ扱いのようです。FOSTEX HP-A4maranz HD-DAC1、あるいは近い価格帯の中国の新進メーカーのものも候補に挙がったのですが今ひとつ絞りきれず、上記の項目に確実に対応していそうなDENON DA-310USB(公式サイト)を買ってみました。オーディオものは商業レビューもAmazonや価格コムのカスタマーレビューもあてになりそうになりそうになく、けっきょくテキトーにポチ。

DENON DA-310USB/SP届いた

 届きました。

 Macだと接続も設定も簡単。ただ繋いで、OS標準の「MIDIオーディオユーティリティ」でフォーマットを選ぶだけ。ドライバのインストールは要りません。

DA-310USB+STAX SRS-3170(Classic System)印象

 ここしばらくはiMacのヘッドホン端子にSTAXを繋いでいたのでそれとの比較です。

DENON DA-310USB開梱

DENON DA-310USBをSTAX SRS-3170に接続

 音が、すっきりしました。

 四万円前後する機器を介した感想がそれだけというのもアレですが。本当にそれだけ。細かな音がよく拾えるようになったとか、ヴァイオリンの高い音がヒステリックじゃなくなったとか、低音がもんやりしなくなったとか、高くて細い音や低くてさっぱりした音がきっちり鳴るようになったとか、録音の良い音源が立体的に聴こえるようになったとか、音の鳴ってる空間が広く感じられるようになったとか色々ありますが、一言にまとめるとただ「すっきり」。以前のDTM用のユニットと比べても(iMacの端子と比べると変化の幅は小さいですが)同じような印象になります。STAXってこういう雑味のない音だった、みたいな感じです。

 波形の補完技術が効いているのでしょうか、youtube等の動画サイトやwebラジオの配信音声が圧縮されすぎてキョロキョロへんな音になったりすることがほとんどなくなりました。

 音以外について。
 稼働状態を表す小さな画面は有機ELだそうで入力の切り替えがタッチであったり、設置の縦横を自動認識したりのスマートフォン的なギミックがあるのを実物を手にしてから知ってちょっぴり感心したのでした。
 再生ソフトの側でサンプリング周波数を音源データのまま同期で出力してやるとDA-310USBの表示が44.1kHz、48kHz、96kHzと変わるのもちゃんとデータいじらずに出せているのがわかって良いです。

売り文句

 Advanced AL32 Processing Plus、DDFATMといった技術が宣伝文句に並んでいますがこれらはON/OFFできず、聴感上の効果は確かめようがないです。アナログ回路の設計や部品についても比較対象がありません。以前は見つけられた「同じ価格帯のものを買い揃え比較レビューするサイト」も見あたらなくなってしまいました。長く続く景気低迷のためでしょうか。

ハイレゾ

 DSDを聴いてみたい!と選んだDA-310USB/SPですがe-onkyoを覗いてみても追いかけているミュージシャンのDSD音源がありません。なんでじゃー。96kHz/24bitの音源も少ないし……。

STAX SRS-3170

 静電容量コンデンサ型ヘッドホンのSTAX SRS-3170というモデルを使っています。他にSR-001mk2という、同じくSTAXのポータブル静電容量型ヘッドホンの旧型機も。今回はこのSRS-3170をDENON DA-310USBに繋ぎました。
 STAXの静電容量型ヘッドホンは通常のヘッドホンとは仕組みが違うため専用のアンプ――ドライバが必要で、ヘッドホンとセットになったシステムが用意されています。SR-3170は十年ほど前の中級モデル。

 STAXの静電容量型ヘッドホンは音色の繊細さが高く評価されています。クラシックファンの支持の篤いメーカーの製品。一方でバスドラやエレキベースの力強さを楽しむようなタイプの音楽だとあまり迫力が出ない、ともいわれます。聴いた感じも概ね評判通り。クラシックの器楽曲、ギター曲、室内楽、小編成のオーケストラはとても素敵に聴こえます。これらはSR-001mk2でもSRS-3170でも同じで、据え置き型のSRS-3170の方がより繊細な音が拾え、より低音がタイトでしゃっきりし、楽器ごとの音の分離がより良いです。

 イ・ムジチのヴィヴァルディものやトラジコメディアの「アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帖」、ヒラリー・ハーンのバッハなどをSTAXで聴くのがとても気に入ってます。DA-310USBでは以前のDTM用音源よりも気持ち、iMac直との比較ではずっと、楽しく聴けるようになりました。

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Kindle Paperwhite マンガモデル購入

Kindle Paperwhite マンガモデル購入

 Kindleのセールをやっているのを見てなんとなく買ってみました。

 先日購入したpomera DM30と並べてみると……。

  • フロントライトを点灯したKindle PaperwhiteはDM30よりコントラストが高い
  • フロントライトを消したKindle PWはDM30より白地が暗い
  • 解像度の高いKindle PWの方がDM30より文字が圧倒的にきれい
  • Kindle PWはページを繰っても残像があまり目立たない(ページ書き換えだけでも軽度のリフレッシュが作動している?)
  • Kindle PWは画面の更新がページ書き換えのときだけなのでレスポンスが悪くても気にならない

Kindlepw02

Kindlepw03

 画面回りのスペックを比較してみます。

Kindle Paperwhitepomera DM30
画面サイズ6inch6inch
解像度300dpi167dpi
照明フロントライトなし


 小説の中に入れた画像がKindleでどう表示されるのかも確かめたかったのですが、割と想像通りだった下の写真のような部分もあれば意に沿わず画面横幅いっぱいまで拡大されていたり、文章の回り込みがおかしかったりする場所もありました。よくわからない……。

Kindlepw04

 Kindle PWはEinkの特性と用途がとても合っている上に高精細化で低下しているコントラスト(地の白さ)を出来の良いフロントライトの搭載でうまく相殺できていて製品としての完成度の高さを感じます。一方のDM30は解像度的にはpaperwhite以前のKindle相当でフロントライトなしでの地の白さと書き換えレスポンスを獲得しているようで工夫を感じます。


Kindle Paperwhiteマンガモデル

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pomera DM200をプラリペアで修理

壊れたかも

 pomera DM200は購入時点でヒンジ周りに多少のガタがありました。蓋の開閉に多少遊びを持たせて凸凹のある机の上でも安定するようになってるのかな?という感じ。
 ところが一年以上使ううちにヒンジ周りのガタが大きくなっていました。振るとカラカラと何かが動く音もします。そして店頭展示機に触れてみて、あれ?違う?と。

 中で壊れているのかも……。

DM200分解

 ヒンジ周り壊れてる疑惑を確かめるべくプラリペアと精密ドライバーを用意していざ分解です。

DM200 ヒンジ アンカー 周辺 破損

 本体底面の5本のネジを#0精密ドライバーで外し、ぱちん、とハマるタイプのスナップを外すとキーボード側と底面カバー側に分かれます。ヒンジの周囲を確かめてみると……上の写真のようにヒンジを固定するネジを受ける埋込アンカーが丸ごと筐体底面からすっぽ抜けていました。アンカーの周囲を囲んでいたはずのABS素材も6本中4本が割れてネジが利かなくなっていました。

DM200をプラリペアで修理

 プラリペアはプラスチックの割れ、欠けの補修に便利なアイテム。粉に溶剤を垂らして米粒のような団子にしたものを破損箇所に盛り付けて修復します。1時間ほどで完全に硬化し、補修後の強度も十分に出る――というわけで

DM200修理完了

 ヘタクソであまりきれいに仕上がりませんでしたがヒンジ固定用のアンカーの再固定ができました。早速、組み直して起動。ちゃんと動いた。良かった! 肝心のヒンジ周りもガタが減りました。

注意

  • 筐体底部とキーボード側を繋ぐスナップ部分は分解時に固定用の爪を欠いてしまいがちな造りです。記事を載せておいてなんですが分解はお勧めできません。

おまけ 破損部の強度

 アンカー部分を囲む樹脂の壁があまりに薄いように見えたのでABSの設計ガイドラインを調べてみました。汎用のものです。

Metalinsert
ABS/AS樹脂における成形部品設計の基礎的考え方より

 上で「アンカー」と表記したものは正確には「メタル・インサート・ボス」と呼ぶらしくインサートを支えるABSの側壁はインサートの直径の70%の肉厚が推奨されているようです。が、DM200のインサート部の側壁は(大まかな計測では)同40%弱の肉厚しかないようで心許なく思えます。
 価格コムのクチコミ掲示板などでも同様にヒンジ取付部が壊れ、固定されなくなったヒンジに圧迫されたディスプレイケーブルが破断しディスプレイの色がおかしくなったり表示されなくなったりしているようです。(提示されている症例がわずか二例なのであまり頼りになりません。DM100でもほぼ同じヒンジマウント部の割れ事例がネットで見つかります)
 ヒンジ基部の破損が起きてもユーザの体感的には「微妙にぐらつくかな?」くらいなので支障はないようにも思えますが隠れ症例が多そうな気もします。
 また、液晶側のヒンジ固定部分も遊びがあるので中を見てみたいのですが見えているネジがなく本体側よりスナップ依存度が高そうで分解がためらわれます。

DM200の液晶側分解

 ヒンジ基部修理後程なく、DM200の画面が赤くなりました。分解作業で壊してしまったのかも……。

Dm200の液晶が赤くなってしまった

 写真では本来白黒のはずの「黒」の部分が赤くなっています。筐体の一部(ディスプレイケーブルが収まっているあたり)に力を加えてみると稀に白黒の「白」の部分がシアンになり黒が黒く表示されたりすることもあり、どうやら本体基板と液晶を結ぶケーブルにアナログ信号が流れていてRGBの赤チャンネルが断線/短絡のどちらかになってしまっている模様。上で「ためらわれます」と書いたのですが、良い機会なので液晶側の分解も試みてみました。

DM200液晶側分解 pomeraと刻印のあるヒンジカバー

DM200液晶側分解

 液晶側の筐体は外蓋+ヒンジ、液晶パネル側ベゼル+液晶、ヒンジカバーの三つのパーツで構成されていて、ベゼル面にあるゴム足四つの下に隠されたネジを外すと後はすべてスナップで固定されています。分解は前提とされていないようで、ヒンジカバーのスナップを外す際にはまず間違いなくスナップの爪を欠いてしまうと思います。
 分解写真後者に写るヒンジのネジが微妙に緩んでいるのがわかると思いますが、分解したままの状態です。

 分解した状態で液晶ケーブルの基板側コネクタ部分にかかるテンションを変えたり、配線の取り回しを変えると液晶の表示が白赤になったりシアン黒になったり表示が乱れたりします。ケーブルを慎重にチェックしてみたのですが断線/短絡している箇所は見つけられませんでした。
 緩んでいたヒンジ取り付けネジを締め直し、画面が正常に映ることを確認しながら液晶ケーブルにテンションがかからないよう取り回しテープで固定しつつ再組立。
 一週間ほど使ってみていますが画面は正常な白黒表示を維持しています。う〜ん?

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